3.你的手(きみのて)(Instrumental)
さっきから
降り続いたままの
秋を誘い連れる雨
見事な程、この僕を
隠すように
君に言えたらよかったコトバ
「ありがとう、沢山の日を」
僕はまた
こうして 少しずつ 忘れてしまうのかな
楽になるためでなく
いい人ぶるつもりでもなく
僕の好きな笑顔を
もう 絶やさないで
僕へと触れつづけた
その手は やさしかった
何気なく そして 強く
僕は いつも 守られてた
この部屋から見えるもの すべて
今また 違って見える
君がいた
それでもう 僕の 特別だった
諦めではなく
無理しているつもりでもなく
思いのまま 遠くへ
愛を 解き放って
僕へと触れつづけた
その手は やさしかった
何気なく そして 強く
僕は いつも 守られてた
君があふれた僕の
この手が 握りしめる
さり気なく だけど 強く
僕はゆくんだ 君からゆく
繰り返しながらも
どうしようもなくなりながらも
儘(まま)ならぬ僕は 愛を
見つけて 見つめて
想い果てぬまで
僕へと触れつづけた
その手は やさしかった
何気なく そして 強く
僕は いつも 守られてた
まだ降りやまぬ雨は
やがて花を咲かすだろう
僕を隠すためじゃなく
僕をもまた 咲かすのだ、と
一日中 降り続いてゆく
秋を誘い連れる雨
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